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小児科看護師の仕事の特徴とは

小児科における看護師の仕事には、どのような特徴があるのだろうか。そもそも小児科は、主に0歳児から成人までの幅広い年齢の子供達をケアする診療科目だ。小児科の年齢制限については医療機関によって異なり、18歳までを受け入れている医療機関もあれば、中学生までを原則としているケースもある。いずれにしても幼児と10歳以上の子供達とでは、声かけや治療の内容が異なるケースが多い。それぞれの年齢に合わせて、適切に看護ケアを施す必要がある。

そんな小児科における看護師の仕事の大きな特徴は、プレパレーションを行う機会が少なくないことだ。プレパレーションとは処置や検査を行う前に、本人や保護者に対して処置の意味や方法を説明することを意味している。幼児期の子供の場合は、人形やイラストを使って説明するケースも多い。自分がどうして病院にいるのか、そして治療を受けなければならないのかを、子供達が理解していないケースも考えられる。しかし、事前のプレパレーションで子供達が理解できるように説明することで、すんなりと処置や検査を進められるのだ。

また小児科の看護師は、両親や家族に対しての精神的なケアも忘れてはならない。子供が何かしらの病気を患った時、親が必要以上に心配してしまうケースがある。そのような時は病気の内容や治療方法について解りやすく伝えることで、安心してもらえる可能性が高い。さらに小児科では、子供の声を置き去りにして、親の意見ばかり尊重されてしまう場合もある。このような時に子供の声に耳を傾けることも、小児科看護師の大切な役割だと言えるだろう。このように小児科で働くためには、小児科ならではの仕事を行う必要がある。小児科の看護師として働きたい方は、この参考サイトに目を通しておくことをお勧めする。